医薬品医療機器情報提供ホームページ

医薬品医療機器総合機構が発信元となって、インターネットにより、医師、看護師、薬剤師等の医療関係者、製薬企業、患者さんおよび国民に広く医薬品の安全性に関する情報を提供するのが、医薬品医療機器情報提供ホームページです。

重篤な副作用を早期発見

このサイトには、製薬企業から出された医療用および一般用医薬品の添付文書の情報をはじめ、厚生労働省から出された医薬品・医療機器等の安全性情報、同省に集積された副作用が疑われる症例に関する情報、患者さん向けの医薬品ガイド、重篤な副作用の疾患別対応マニュアルが掲載されています。

1999年から医療関係者向けの「医薬品情報提供システム」として運用が開始され、2004年からその提供対象を患者さん向けに広げた現在のホームページとして運用されることになりました。現在のページは、日本製薬団体連合会、日本製薬工業協会、日本医師会、日本薬剤師会などのホームページとリンクしており、詳細情報等が活用できるようになっています。

以下は、副作用の予測・予防に有用な患者向け医薬品ガイドおよび重篤副作用疾患別対応マニュアルについての概要です。

患者向け医薬品ガイド
患者さんが医療用医薬品を正しく理解し、自覚症状から重篤な副作用を早期発見できるようになっています。掲載されている医療用医薬品は、①添付文書に警告欄があるもの、②添付文書の「効能・効果に関連する使用上の注意」などの項に、重篤な副作用を回避するために「患者に説明する」旨が掲載されているもの、③患者さんに対して、特別に適正使用に関する情報が提供されているもの、となっています。

重篤副作用疾患別対応マニュアル
副作用の発見が遅れて重篤化するのを防ぐために、早期発見と対応のポイントを記載しています。医療関係者用には、早期に現れる症状や副作用の好発時期などのほか、医薬品ごとの副作用の特徴、疾患の概要、判別方法や治療方法、典型的な症例などが記載されています。

患者用には、副作用疾患について、医療関係者が患者さんやその家族に説明用として使用できるよう、気付きを促すための注意すべき初発症状が、医療機関への受診を促す注意とともに記載されています。